2003/08/16

Mさんへ Ceramic Artist とPotterとどう違うのという質問へ


今Mさんのいらっしゃるプリンストン辺りにも
ニューヨークの近くでもあることで
いくつかの陶芸窯元、陶芸家はいると思います。
アメリカの場合は
はっきり線引きがされていて
陶芸家はCeramic Artist  分野がCeramic art 。
食器制作を生業にする人を Potter で分野がCraft
と分かれています。
Ceramic Artistは美術系の大学で学位を取得、
美術の分野で活動、
収入はどうしているかって・・・それを聞かれても・・・・
アメリカでは現代日美術に対しては
ジャンル、素材、に関係なく
作品が好きだと思う人は買いますから、それなりにやっています。

内情はそれぞれで、
大抵の人が大学、専門学校で教えているケースが多いですし、
私の知る限り昨年亡くなりましたがKen Priceは作家活動だけだったような気がします。
私の先生だったポール・ソルナーは
陶芸の資材販売会社を経営と大学の教授をしていました。
茶碗や皿など実用食器を売って収入を得なくても
好きな事を自由にやっています。

是非下記の彼らのホームページを開き
作品や活動、考え方を見てください。
お分かりになると思います。
・・もちろんほんの一例に過ぎません。

極端な例ですが、ピーターヴォーカス
http://www.voulkos.com/suprplatejpg.html
PaulSoldne(私の大学時代の先生です)
http://www.paulsoldner.com/
Ken Price
http://www.kenprice.com/
Richard Shaw
http://www.richardshawart.com/home.html/
金子潤
http://www.junkaneko.com/artwork/

メールで感想をお聞かせください。 


Potterはクラフトの店に出したり自宅工房で販売、
週末の公園のバザーで並べて食器を売っていたり、
たまにフリーマーケットで見かけたりします。
窯、工房も飛び込みでも大丈夫なところが多いですが

Ceramic Artistは通りがかりで工房を覗くのは難しいでしょう。
事前にアポをとれば可能かもしれません。
日本でも同じですが・・・。

ニューヨークのギャリーガイドは参考になります。