2017/10/04

2017 時間の肖像Ⅵ イメージ

一応公募展の空間造形部門で審査が通ったので
制作に取り掛かります。
作品のサイズからして体力が必要なので
今年が最後になるのかも・・・。 
会場の一角を借りた個展のつもりで・・。
いつも問われること・・
これで陶芸の作品と言えるのか!?
紛れもなく陶芸作品です。
そのように問う方が 陶芸という固定観念(陶芸=茶碗皿壷花瓶等)に
囚われているからです。 というしかない。
粘土を轆轤成型乾燥させて窯で焼く。
これは陶芸以外の何ものでもありません。
何を表現したいのかって問いかけには・・・
壷を作って何を表現したいのですか?と聞いてみたいです。
かっては穀物や油など食料を入れて保存するための壷は
今の時代にはいらない、床の間に置く飾りですか・・・
それなら生活の道具(工芸)でなく美術品といえるかも・・。
茶碗や花瓶を作る陶芸の仕事が永遠に続くのは確かです。
それに比べて私の考える陶芸のスタイルは一代限りです。
引き合いに出すのは恐れ多いですが
ゴッホやグレングールドの表現スタイルが一代限りと同じに考えているところです。
やっぱり彼らの影響かな・・