題「私に仕えると同時に私を支配する日常的なものの中で
時計はもっとも豊かな意味を持っています」
画家がキャンバスに筆で絵を描くように
私は粘土で作品を作り窯で焼きます。
轆轤で形を作ったり 手捻りや石膏型で成形したり
様々な陶芸の技法を駆使します。
テーマにしているのは時間と時計です。
以前ある画家の「自画像」を観てインスピレーションを受けました。
それは4畳半ほどの部屋に1人しゃがんでいて
画家自身と共に部屋にある日常の身の回りのものを
克明に描きこんであり自分を俯瞰した絵でした。
今でも深く印象に残っています。
私が自画像を表現しようとすればこうなるのかな・・と
そんな作品です。
2013年 時間の肖像Ⅱ